元宝塚歌劇団星組トップスターの湖月わたるさんは、今年11月に退団20周年を迎える。探究心を持ち続け、努力を惜しまない姿勢を保つ秘訣とは。仕事への思いを聞いた。(構成:清野由美 撮影:本社・奥西義和)
今食べたものが10年後の自分を作る
変化していくことが好きで、探究心が旺盛。遠くにある理想を目指すのではなく、目の前にあるチャンスに夢中でぶつかって、自分の道を見つけていく。私はそんなタイプの人間です。
宝塚退団後に一念発起し、放送大学に進学して、教育と心理を学んだことも、「探究したい」という気持ちの表れだったんだと思います。何といっても、人間心理を知ることは、演じることにダイレクトにつながりますから。
そのためには、心身の健康が第一。コロナ禍以前は、外に出かけることが大好きだったのですが、コロナの自粛期間中に「家にいること」を覚えて、ライフスタイルも少し変わりました。
宝塚時代はそれこそ、公演を行うこと自体がずっと筋トレ状態でしたが、50代になって、身体とメンタルの健康には、いっそう注意を払うようになりました。