【実例】戸建てからマンションに住み替え、Wワークで気持ちに余裕
また、Wワークは若い方ばかりではありません。
朝6時半出勤の警備の仕事をして、夕方からは郵便局で仕分けの仕事をしているシニア世代の方がいます。その人は、退職を機に今まで住んでいた家を売り、退職金も足して、駅に近いマンションを現金で購入しました。
高齢になっていくことに加えて、庭の手入れなどを考え、それまで住んでいた戸建から、夫婦二人には手頃な約50平米の2LDKのマンションの1階に住み替えたそうです。
退職金は1,500万円で、マンション購入で使った残りと貯金の合計は約2,000万円、年金も月換算18万円で、ローンも借金もなしとなれば、贅沢さえしなければ暮らしていけそうです。
それでも、「病気や介護になったことを考えると、稼げる時に稼いでもっと貯めておぎたい。贅沢さえしなければ暮らしていけるが、たまには気分転換に旅行も生きたいし、おいしいものも食べたい。節約ばかり考えるのも気分が滅入るときがある。たまには孫にも何か買ってやりたいしね。郵便局の仕分けは70歳まで何とか働かせてもらえそうで、警備の仕事は雇用延長は73歳までできると聞いている。それまで何とか頑張ってみる」と語ります。