【実例】定年後は寒暖差も少なく、仕事もある沖縄に移住
定年後、親の介護や田舎ぐらしが好きだからといった理由で、移住を決断する人もいます。
沖縄に移住した人は、以前からスキューバーダイビングが趣味ということもあり、何度も沖縄を訪れていたそうです。定年後はそれまでの心身ともにハードな仕事から解放されて、いつでも趣味を楽しめる環境で暮らしたい、というのが移住を決めた理由です。
また、自分なりに候補先の年間の気温差を調べた結果、沖縄が日本の中で寒暖差が一番小さかったことも決め手でした。
早期退職をしたので、1年間は失業保険で暮らしながら、趣味を通して友人作りをしたり、地域の情報を集めたりしたそうです。
「地方移住に憧れる人は多いけど、現役引退後のシニアが未知の土地で仕事を探すのは本当に大変。幸いなことに沖縄にはコールセンターが色々とあり、今は週5のフルタイムで働いている。少なくともPCを使えないとシニアがコールセンターに勤務するのは難しいと思う」。と実体験を語ります。
地方によっては移住支援に力を入れているところもあります。未知の土地に住むときは、後悔のないように、行政などの支援制度や、四季の描く季節、雨や雪の時期にも宿泊して様子を確認するなど、慎重に検討したいものです。
定年後の仕事選びはどう生きるか、どれぐらい稼ぎたいかで違ってきます。定年になって慌てて仕事を探すのではなく、数年前から計画的に準備するといいでしょう。