この記事の目次
人生の成功を予見する「マシュマロ・テスト」 自己コントロール能力が高い子は成功しやすい 人生の成功においては「IQ」より「性格」が重要
とりわけ影響の大きな特性が「勤勉」

とりわけ影響の大きな特性が「勤勉」

中でも影響が大きい性格特性は「勤勉であること」で、これは自己コントロール力とほぼ重なるものです。

このように、自己コントロール力は学力や健康状態、社会的成功、良い人間関係の形成などにつながることがさまざまな実験やデータによって示されています。

つまり、目先のテレビやゲームの誘惑を我慢して勉強に取り組める子は成績が良くなりますし、大人でも、目先のおいしい食べ物やお酒を我慢してヘルシーな食生活ができる人は健康でいられる……ということではないでしょうか。

※本稿は、『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。


小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(著:菊池洋匡/SBクリエイティブ)

小学生の子どもがいる親(保護者)は、わが子に「勉強好きになってほしい」「成績がどんどんよくなってほしい」と願っています。しかし、実際は「子供が勉強嫌い」というケースが、よくあります。そうなってしまう大きな原因は、「子どもの評価基準が成果主義であり、そして子どもが成果を出せないから」。子どもの評価は「行動主義」で行うのがポイントで、行動を積み重ねることで結果を出せるようになるのです。では、その「行動」を積み重ねるにはどうすればいいのでしょうか? それが「習慣化」です。本書では、一度身につければ一生ものの「習慣化の技術」を、科学的根拠にもとづいて伝授!