奇跡はきっと誰にでも起こっている
「私はいつも、目には見えない力で助けられてきた、と思うことが多かったので、いつか何事も偶然はないと思うようになりました。人の御縁は本当に不思議です。時間と空間を超えて音もなく結ばれます。奇跡はきっと誰にでも起こっているのに、気が付かない人が多いのかもしれないと思っています」
日本を代表する作詞家であり、音楽評論家でもある湯川れい子さんの言葉。私も所属させてもらっている『エンジン01文化戦略会議』のメンバーの中で現在42人が参加しているグループLINEに湯川さんが9月23日に寄せたコメントです。
実はその前に、パティシエの鎧塚俊彦さんが更新したインスタグラムがネットニュースに上がり、それを私が同グループLINEでシェアしていました。
鎧塚さんは、24日で八回忌を迎える、亡き妻、川島なお美さんにまつわる、不思議な体験を綴っていたのです。2015年9月24日、胆管がんのため亡くなった川島なお美さんも、鎧塚さんも前述の『エンジン01~』の会員であり、「動物愛護委員会」の熱心なメンバー。同委員会の委員長が湯川さんで、今年は偶然、なお美さんの命日に「川島なお美動物愛護賞」の授与式が開催されることになっていました。鎧塚さんは、その授与式と、その前に行われるハードなロケのどちらもが「順調にいきますように女房にも目には見えない援助をお願いして私は精一杯頑張ります」「まぁ、改めてお願いしなくとも女房は助けてくれると信じてはいますが」と綴られました。
その言葉に対し、真っ先にリアクションし、冒頭のコメントを記したのが湯川れい子さん。フォロワー7万6620人のTwitterをはじめ、SNSを積極的に利用していらっしゃいます。
御年86歳。今年91歳になる私の母と比べても、湯川さんの軽やかで柔軟な活動ぶりや、社会情勢へのストレートな物言いには並外れた知識と頻繁にアップデートされている様を感じているところです。