須田さん(左)と私(中央)と、メ~テレの望木聡子(もちき・さとこ)アナウンサー。(写真提供◎山田さん 以下すべて)
放送作家・コラムニストとして、数多くの著名人にインタビューし、コメンテーターとして活躍している山田美保子さん。小さいころは引っ込み思案で話すことも苦手だったそう。そんな山田さんを変えたのは何だったのか。さまざまな出会いや、出会った人のアドバイスを通じて、今の自分があるという山田さんが、自分が楽になるコミュニケーション術を紹介する新連載。第21回は「須田亜香里さんのこと」です。

色々な意味での節目の30歳

「声出し可能の公演。卒業が9月から延期になったこととは全くの別件ですが、きっと何かの縁だと思いました。アイドル人生に後悔を残したくないし、これは最初で最後のチャンスだから。出演希望させていただきます。希望ある時間を重ねられますように」

とは、10月5日にTwitterで呟かれたSKE48・須田亜香里さんのツイートです。

9月24日、SKE48の地元、愛知県名古屋市の「日本ガイシホール」にて、「須田亜香里 卒業コンサート~君だけが瞳の中のセンター~」を開催した須田さん。チームEのリーダーとして、グループの最年長者として、須田さんのみならず、後輩たちの未来にも光をあてる素晴らしいステージを作り上げました。

須田さんは、今月31日に31歳になり、AKB48の柏木由紀さんと共に、AKB48グループの最年長として輝き続けています。

どんな女性にとっても“30歳”というのは、色々な意味での節目。時代によって、何が最重要ポイントになるかは異なりますが、私自身でいえば、29歳で離婚をし、どん底から這い上がろうと、放送作家と雑誌のライターの仕事を同時にスタートしたのが30歳でした。

いまは男性が、女性が…と決めつける時代ではないと言われても、やはり男性アイドルが迎える30歳と、女性アイドルのそれとは大きく異なるように思います。