カッターナイフ
カッターナイフは、オルファの創業者、岡田良男さんが1956年に発明しました。「終戦後、日本にやってきた進駐軍が食べていた板チョコの形状」と「路上の靴職人がガラスの破片で靴底を削り、切れ味が鈍るとさらにガラスを割って使っていたこと」が開発のヒントになったといわれています。
当初は大手メーカーに製造を依頼しましたが、「折れる刃物」という斬新な発想が受け入れられず、最終的には小さなプレス工場に依頼して製造を行いました。その後、印刷関連の企業で便利で使いやすいと次第に評判を呼び、1960~70年代には一般の店頭でも扱われるほど普及していきました。
1968年にカナダヘ進出して以降、徐々に海外でも愛用者が増えていき、現在では100ヵ国以上で販売されています。中には「ジャパニーズ・ナイフ」と呼ぶ国もあるようです。