左端が、種をまいて40年目の赤松。本来の成長を生かし、40年でようやく、味わいのある木姿に。なるべく小さな鉢で、ゆっくりと育てるのが山本さん流。右から1年目、3年目、5年目
手にしているのは、自然な趣の真柏(ミヤマビャクシン)の小品盆栽。後ろの大きな鉢は、祖父の代から伝わる真柏(撮影:本社・奥西義和)
【春を告げる「盆栽の世界」】40年ほど前に入手した桜は、姿を変え続けながら毎年花を咲かせている。根元に3つ見えるプチドームは肥料を入れて土に挿しこむもの
満開のエゾムラサキツツジ。葉が出る前に、春に先駆けて咲く
花が可憐な鈴梨。年月を感じさせる風格のある枝と、みずみずしい花の対比が美しい
小ぶりながら成熟した趣の紅葉。鉢の中に、 大自然の風景が映し出されているようだ