明治36年(1903年)9月27日付けの地元紙「熊野新報」に包まれた状態で保存されているハチクの花と、鑑定結果を記した牧野富太郎からの手紙。「南方君ノ分」という直筆文字が読み取れる(南方熊楠顕彰館所蔵)
南方熊楠が所有していた、日本初の彩色植物図鑑「本草図譜」(南方熊楠顕彰館所蔵)
「(二人の手紙を見ると)熊楠からは“牧野氏”、富太郎からは“南方君”宛てにやりとりをしている。植物に関しては教え請う立場として富太郎を尊敬している熊楠の心情が見て取れます」と語る土永さん
熊楠にとって欠かせない道具であった胴乱(右)や籠(左)などの植物採集用具(南方熊楠顕彰館所蔵)