来年の干支をイメージして香取慎吾が制作したアート「龍」


「龍」についてのコメント
「2024年の干支は辰。辰年で龍と聞いた瞬間、なんだかはじめて、龍を描いてみたくなったんです。龍にちょっと思いを馳せてみたら、その昇っていく感じとか なんかいいもんだなぁと思って。

下を向いている感じはなく、勢いよく上に昇っていく。それは、すごく縁起がいい感じがして。この絵のなかには、いわゆる龍はいないんです。流れるような金の太い線が、生地になったときに繋がってリピートしていくと、悠々と天高く昇る龍の姿に見えてくる。赤と金のオリエンタルな雰囲気も相まって、いままでのJANTJE_ONTEMBAAR にはない、新しい強さが生まれています。

今シーズンの「TokiMeki 」と「龍」は、なんか自然と、僕の今の気分に合っているんです。ときめいて、龍のごとく昇っていくみたいな。でも鋭すぎず、龍のパワフルさだけではなく、軽くときめいている。ときめきのある笑顔の龍が、清々しく昇っていく感じの2024年になれたらいいな という願いを込めて」

 

「TokiMeki」香取慎吾作

「TokiMeki」についてのコメント
「僕のなかの“ときめき”って、チカチカしている感じ。ちょっと違うけれど、アニメの中によく出てくる頭をぶつけて、星がピコピコ飛んでいる人 みたいなイメージ。もうすごく楽しくて、好きな人の前で笑顔をおさえきれない、何かにときめいている人。その人の周りには、星やハートがチカチカしていそうな。

この絵はチューブから、そのままキャンバスに絵の具を太くとって厚みが出るように描いて。その上からベタッと梱包するときのプチプチをかぶせて、版画をするように上からなぞり、最後に梱包材をバシャッと剥がして、できた絵なんです。チカチカしているような、“ときめき”を表現したかったから。どうしてこの方法を思い浮かんだのか は、僕にもわからない。絵は1枚しか描けないから、失敗したらどうするんだって話ですよね。(笑)

でも、不思議と失敗したことなく、いつも作りたい方向にいっているんです。きれいな線で描いたら、チカチカと輝く“ときめき”にはならなかったから。JANTJE_ONTEMBAARの絵もだいぶ変わってきていて。やっぱり何年か経って、最初のうちとは違い、生地になるときのことを想像しながら描いていて。それによって、ほかで描く自分の絵とはちょっと違うテイストのものができたり。最近、J_O の絵を描くことをだいぶ楽しんでいます! ファッションは、“ときめき”を運んでくれるものだと思うので、この服を着て、ときめいてもらえたら嬉しいです」