床下にヘドロ発見!将来のために大修繕
ところが、今年に入って、新たなトラブルが……。ある日、1階の物置部屋の床に、砂のようなこんもりした山があることに気づいて。猫のトイレの砂でもこぼれたかなと思っていたら、シロアリのしわざでした。工務店の方に調べてもらったところ、床下に漏水箇所があり、浸水してヘドロ状態になっていることが判明。
そのため、シロアリ駆除に加え、床下を補修することに。床の3分の1を剥がし、ヘドロを汲み取って乾燥させ、そのあと漏水箇所を修理して床を張り替える、という大がかりな工事になりました。
そのついでに給排水管を外に出して、「見える化」する工事も。これをしておけば、今後、給水・排水に問題が生じたとき、床を剥がさなくても修理できるそう。費用はトータルで600万円弱。
工事が必要とわかったときに、建物の火災保険に加入していないかなどを調べました。東京スマイルの共済金と保険で240万円ほど補填されたのは助かった。家というのは、アクシデントがあると大きなお金がかかると痛感しました。
とはいえ、大規模修繕したことによって、あと50年はこの家で安心して暮らせそうです。そんなに生きられないでしょうが(笑)、その気になれば死ぬまでここに住める、というのは心の拠り所になりますね。
じつは、16年前にも家を全面的にリフォームしているんです。父が亡くなった後、1人暮らしをしていた長兄が実家に戻って、母、兄、私の3人で暮らすことになり、バリアフリーに改修したのです。床の段差をなくし、風呂場や階段に手すりをつけ、母の部屋の近くにシャワー室を設けて。
このときは兄が主導してリフォームを進めてくれました。当時の兄は経済力があり、一家の大黒柱のような存在。母も頼っていましたね。まさか兄がこんな状態になるとは……夢にも思わなかった。でも一番つらいのは本人でしょうから。
ちなみに、2歳上の次兄は、埼玉で特別養護老人ホームの施設経営をしています。介護や医療に関する知識が豊富で、頼りになる存在。今日もメールで、長兄の状態が悪化したらショートステイや施設利用も考えたほうがいいよとアドバイスをくれて。身内に相談相手がいるのは心強いです。