永遠に湯船マラソンができちゃうハンガリーの温泉

ハンガリーは、ブダペストにある温泉をめぐっていました。「ヨーロッパ最大のスーパー銭湯」とうわさの「セーチェニ温泉」をはじめ、ドナウ川沿いにいくつか温泉施設があるのです。

本当に町中に点在しているので、日本の銭湯に近い感覚でサクッと入浴できるのが素敵。

「ヨーロッパ最大のスーパー銭湯」とうわさの「セーチェニ温泉」をはじめ、ドナウ川沿いにいくつか温泉施設があるのです(写真提供:Photo AC)

ヨーロッパ的な温泉設備が整っている「セーチェニ温泉」「ルカーチ温泉」「ゲッレールト温泉」のそれぞれにいい部分はあったけれど、トルコ式浴場を構える「キラーイ温泉」「ルダシュ温泉」のほうが好みでした。

一番よかったのは、「ルダシュ温泉」。トルコ式浴場も、サウナも、水泳プールも、パノラマ露天もあるてんこもりな施設です。28度、30度、33度、36度、42度の湯船が五つある湯場がとにかくサイコー過ぎました。

熱いのとぬるいのと、ぐるぐる永遠に湯船マラソンができちゃいます。とろつる湯で、硫黄のにおいがとっても豊か。飲泉もできます。

42度は日本人好みですが、ヨーロッパではかなり熱いので希少。気楽に浸かれる女性専用デーにぜひおすすめしたいです。

ドイツやアイスランド(後述)と比べて、ハンガリーは温度の違う湯船が備わっているので、交互浴が好きな方にはおすすめでした。社交場としての機能がかなり強いため、みんな賑やかで、スーパー銭湯のような雰囲気です。

芒硝のにおいがしたり、硫黄のにおいがしたり、つるつるな浴感だったり、近場で湧いていながらそれぞれに温泉の個性を感じたのもよかったなあ。

宿泊は、ゲッレールト温泉が併設されている「ダヌビウス・ホテル・ゲッレールト」がおすすめ。早朝の空いていて清潔で新鮮なゲッレールト温泉に浸かれます。