「私が好きなものは、みんなも好きだった!」

アイスランドの温泉は、ドイツやハンガリーと比べて湯温が高く、大自然に囲まれていて、開放感は抜群です。ふつうのシティホテルに泊まったのですが、どこの蛇口をひねっても硫黄のつるとろな温泉が出てきて本当にすばらしかったです。

ただ、物価がびっくりするほど高い。レストランのビール1杯1200円、ワンプレート4000円の世界でした。ちなみに北海道ぐらいの広さに温泉が点在しているので、旅行にはかなりの日数が必要でした。

日本とは設備・ルール・雰囲気が何もかも違うので、「日本と違う温泉、違う体験」を求める旅行であれば、海外の湯めぐりはとてもおすすめできます。

特にぬる湯好きは、ヨーロッパの温泉も気に入るはず。お金も時間もかかりますが、来なければよかったなんて、一度も思いませんでした。

温かい湯に浸かって心身をリラックスさせるのは万国共通。お客さん全員が心地よさそうで、「私が好きなものは、みんなも好きだった!」という謎の幸福感に包まれました。どこの温泉も、サイコーだ。

※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
湧出量・源泉数<ぶっちぎり日本一>の別府。竹瓦に鉄輪…約500湯を巡った温泉オタク会社員が「住みたい温泉地トップ」にあげるのも納得、その魅力とは?
約500湯を巡った温泉オタク会社員 のどかでおおらかで、観光もグルメも充実な福島!不動湯、飯坂、岳温泉…。「こういうザ・温泉に浸かりたかった!」って嬉しくなっちゃう
約500湯を巡った温泉オタク会社員 温泉が少なめの関西でも和歌山は「粒ぞろい」!日本三古泉「南紀白浜」、日本三美人の湯「龍神」…。ゴハンも景色も堪能できてサイコー

女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

訪れた温泉は約500湯。
ヒマさえあれば女ひとりで温泉を巡りまくっている「温泉オタク会社員」による温泉偏愛エッセイ!

つぶやくと同時に6.8万RTされた「東京・大阪から1泊2日で行けるお勧め温泉チャート」付き