オランダの「お家芸」

16~17世紀に行われたスペインからの独立戦争の頃は水門を開けての水攻め戦術もしばしば用いられたそうで、彼の地の人々は水の動向に常に注意を注いできた。

現在でも堤防の記号3種類を高さによって使い分けているほどである。

『地図記号のひみつ』(著:今尾恵介/中央公論新社)

ついでながら、1572年冬のアムステルダム近傍で起きた戦闘では水面が氷結した際に火縄銃兵たちがスケートで縦横無尽に活躍し、スペイン軍を撤退に追い込んだという。

日本ではまさに戦国時代、織田信長が比叡山焼き討ちをした翌年である。現代のオランダがスピードスケートで圧倒的な強さを誇っているのは、その頃からの「お家芸」が今も続いている証拠なのだろう。