老化物質AGEの蓄積を阻止
下の「老けない肉ベスト10」を見てほしい。
ランキング1位である「鶏肉」は、高タンパクで低脂質、ビタミンがたっぷりという若返り食べものの代表格。
鶏肉に含まれるカルノシンという物質が酸化と糖化を強力に抑えることがわかっている。牧田善二医師(AGE牧田クリニック院長)も、「鶏肉は老化物質であるAGEの蓄積を阻止してくれる」と太鼓判を押す。
「渡り鳥が長い距離をノンストップで飛べるのは、運動によって大量に発生する活性酸素を消去してくれるカルノシンを持っているためと考えられます。パワーが持続するということは、すなわち老けないこととイコールです。人の体にも骨格筋や脳、神経組織に多く含まれていますが、年齢とともに減少してしまうので外から補給することをお勧めします。また、カルノシンには抗糖化作用があることも最近わかりました」
鶏肉に含まれるビタミンB6も、体内でタンパク質と糖質が合成するのをブロックしたり、AGEが発生するプロセスを初期の段階で抑えてくれるという。
体を動かした後も鶏肉がいい。管理栄養士の早川麻理子氏(名古屋経済大学准教授)の話。
「ウォーキングなどの運動をしてから1時間以内に、市販の『サラダチキン』(蒸し鶏を密封パックしたもの)を摂ると、筋肉合成につながります」