血流状態把握のため、血圧測定を習慣に
運動も心がけたいところです。
「運動をすると、血管内皮細胞から一酸化窒素(NO)が出て、血管を広げることがわかっています。ウォーキングなら、下半身に溜まった血液を心臓まで押し上げるポンプ役となるふくらはぎも鍛えられるので、一石二鳥です。少し息があがるぐらいの速さで週に3回以上、30分ほど行うのがおすすめ」
血流の状態を把握するために、血圧測定を習慣にしてほしい、と板倉先生。
「病院よりも家のほうがリラックスして測定できるため、正確な数値が出るとして《家庭血圧》が重視されています。ぜひ週1回、起床後1時間以内の朝食前に測るようにしましょう。毎回同じような条件で測っているのに血圧が上がっていれば、血流が悪化している目安になります」
次回からは、家庭で手軽にできる血流改善法についてより詳しく紹介します。