食品添加物とうまく付き合うために

安全性を不安視されることも多い食品添加物ですが、一方で食品の品質を安定させるために重要な役割も果たしています。

例えば保存料を使用しない場合、細菌が繁殖しやすくなって食中毒のリスクが上がってしまうという問題が出てきます。

また食品によっては、食品添加物で味や食感を調整することにより、糖分や塩分の摂取量が制限されている人への補助となったり、食べ物の飲み込みが困難な人への補助となったりと、食を通じた健康の維持に役立てられている側面もあります。

このように、食品添加物は食品の品質維持の役割と安全性の問題をあわせ持ちます。

そのことを考慮したうえで、健康への影響が気になる場合はなるべく添加物の少ない食品や無添加食品を選ぶようにするとよいでしょう。

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