ヴィクトリア朝京都
京都と奈良はどちらも好きで、自著の小説の舞台としてもたびたび登場します。特に京都は土地が強いので、小説を書く上ではすごく助けられていますね。
今作の舞台は「ヴィクトリア朝京都」という架空の世界ですが、それも京都パワーのおかげで成り立ったものだと思っています。
そもそも、「ヴィクトリア朝京都」という言葉を思いついたのが今作執筆に至るきっかけだったんです。これまで京都を舞台にした小説は散々書いてきたので、何か違うアレンジができないかなと思っていて。
やがてロンドンと京都がごちゃ混ぜになったヴィクトリア朝京都の世界観にたどり着き、そこからイメージを膨らませていきました。