5つの脳力を効果的に刺激するドリル
5つの脳力のうち「短期記憶力」とは情報を瞬時に脳に刻み込む力。低下すると「人の名前が出てこない」「同じことを何度も言う」などが起こります。
「集中力」は体力とも関連し、疲れると集中力も低下しがちに。「本を読んでも頭に入ってこない」「言いたいことを忘れた」などは集中力低下のサインです。
「注意力」は、脳内で「集中力」と連携して働く必要があり、一方が欠けるとミスが増加。「カギを閉めたっけ?」「お財布を忘れた」など心配事が増えます。
「基礎思考力」は考えを論理的にまとめるための基礎となる力。低下すると言葉にまとめるのに時間がかかったり、感情を理性的に落ち着かせるのが苦手になってイライラしたりします。
最後に、物事に前向きに取り組むのに欠かせないのが「意欲」。すべての脳力を発揮するための源泉となる大切な力です。「新しいことは面倒」「人と会うのが億劫」と感じやすくなったら認知症の危険信号。
これらの脳力は「短期記憶力」から順に衰え、5番目の「意欲」の低下は認知症の一歩手前の状態だからです。思い当たることが多いものが、あなたの脳力の弱点です。5つの脳力は脳の異なる部位と深く関わっており、今回はそれぞれを効果的に刺激するドリルをご用意しました。