体も心も守るために

以上、場所別にお伝えしました。予め起こりうる危険を知っておくことで、防災の意識はより高まります。

皆さんのお宅でも非常用として、懐中電灯や電池を常備されている方は多いと思います。しかしながら、そもそも地震でモノが散乱した結果、懐中電灯も電池も探せない状況に陥った、という話がしばしば。

非常時に使いたいモノをすぐに見つけて取り出せるようにする意味でも、やはり日頃から不要なモノを減らし、定位置を決めておくことが大事です。

体はもちろん、心も守るために”片づけ”を(写真提供:Photo AC)

なお、幸いにも自分や家族に被害がなかったとしても、モノが倒れて散乱した後の家を元通りに片づけるのは非常に大変です。その作業で「心がすっかり折れてしまった」という声もよく聞きます。

日頃から防災を意識した片づけや整理整頓をして、体はもちろん、心も守る対策を行うのをおすすめします。

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