更年期障害の症状、50代は約7割が自覚

続いて、女性特有のホルモン量の増減によって起こる様々な症状〈ゆらぎ症状〉や更年期障害についての質問では、更年期障害と感じる症状を自覚していると答えた人は、30代で38.9%、40代は63.3%、50代は68.9%と、年を重ねるごとに増加。具体的な症状としては、「疲れやすさ、息切れ」が全年代でトップに。

 

●【年代別】更年期障害だと感じる症状はありますか
●【年代別】更年期障害だと感じる症状(複数回答)

 

また、更年期障害を自覚している人のうち、対策を行っている人は約6割。「睡眠の改善」や「運動」「入浴・温活」などが対策としてあげられている。

対策をしていないと答えた人のうち、「そもそも対策方法を知らないから」と4割以上の人が回答しており、正しい対策方法を知ることが今後の課題と言えるだろう。


更年期障害の対策として、サプリメントの服用や受診などもあるが、「フェムケア」について「知っている」人は19.8%。「フェムケアフード」の認知度は8.4%にとどまった。

 

●「フェムケア」の認知度
●「フェムケアフード」の認知度

 

さらに、職場に更年期障害関連の制度がほしいと感じている人は半数を超え、中でも「更年期障害、ゆらぎ症状による休暇制度」を約3割の人があげている。

 

●職場に欲しい制度・福利厚生(複数回答)

 

【調査概要】「女性の働き方と女性特有のゆらぎ症状への実態調査」
調査期間:2023年12月13日~14日
調査対象:全国の30代~50代の働く女性 計500名
調査方法:インターネット
調査調査会社:株式会社ネオマーケティング