大海さん「ヘビイチゴはたしかにウマくはないが、実は意外に役に立つ」(写真提供:Photo AC)
日本には、旧暦の「二十四節気」をさらに初候・次候・末候の三候に分けた「七十二候」という暦があります。今回は、野遊び作家・フィールドアドバイザーとして活躍する大海淳さんに、旧暦の七十二候にちなんだ野草の楽しみ方を紹介していただきました。今回紹介する季節は「穀雨」です。大海さんいわく、「ヘビイチゴはたしかにウマくはないが、実は意外に役に立つ」そうで――。

穀雨(こくう)

いろいろな穀物を育む恵みの雨が降り始めるころ。春の季節の最終期で、農作物を生長させるところから「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」ともいう。

また花の開花を促す雨を「催花雨(さいかう)」と呼ぶ。

新暦では4月19日〜5月4日ごろ。

主な歳時記
・4月23日…東京でノダフジ開花
・4月下旬から…弘前さくらまつり
・5月1日ごろ…八十八夜
・5月3日から…博多どんたく
上記、生物季節観測などの時期は、目安としてご覧ください。また、行事の日にちは変わることもありますので、お出かけになる場合は事前にお調べください。