老けない冷凍野菜ベスト5

下表の「老けない冷凍野菜ベスト5」では、通年平均や通常のゆでたものと比べて、老けない栄養素の種類、含有量が多いものを順位付けした。

老けない冷凍野菜ベスト5<『老けない最強食』より>

1位の「ほうれん草」に含まれるβカロテンは、通年平均(葉、生)が100gあたり4200mcgの含有量に対し、冷凍もの(葉)は5300mcgも含まれる。

若返りビタミンといわれるビタミンEも通年平均(葉、生)が2.1mgに対し、冷凍ほうれん草(葉)は2.7mgだ。3位の人参は、脂溶性ビタミンのA(βカロテンなど)、Eが、生よりも冷凍ものに多く含まれている。

2位の枝豆には強い抗酸化力を持つビタミンEが、生よりも多く含まれる。4位のグリンピースも生やゆでたものと比べて、冷凍のほうが若干だがビタミンAとCが多い。緑が足りないサラダやスープに、トッピング代わりにどんどん入れたい。

『老けない最強食』(著:笹井恵里子/文藝春秋)

「枝豆やグリンピースは野菜には珍しく良質なタンパク質を含み、食物繊維やカロテンも豊富。そのため腸内環境を整えるデトックス作用や、丈夫な肌作りのサポートをします」(管理栄養士の望月理恵子氏)

炊き上がったごはんに解凍した枝豆やグリンピースを混ぜれば、糖質量が減る上に食物繊維も摂取できる。5位のかぼちゃも常備したい。

「何といってもかぼちゃは抗酸化ビタミン──βカロテン、ビタミンC、Eがとても豊富です。生のかぼちゃを買うと水っぽいものに当たることもありますが、冷凍ものは確実にホクホクして使いやすいです。ランキング外ですが、冷凍のきんぴらミックスも食物繊維が摂れるのでお勧めです。味噌汁でもカレーでも、食物繊維が足りないと感じる時に入れるといいでしょう」(河埜氏)