クロッシェ 白砂猩々緋

お酒好きの霊獣、
猩々さんの
めでたくも真っ赤な
姿をあめの中に閉じ込めて

四条通を一筋南下した綾小路通に、明るいガラス張りの店舗を構えるクロッシェは、新感覚の京あめのお店です。小粒のあめの色味とそれぞれに付けられたネーミングに特徴があります。平安装束などの配色からヒントを得たものや、パリの街角で出会いそうなポップな色合いなど、多彩に展開。いずれも目に鮮やかで深みのある色を組み合わせています。

 

この白砂猩々緋は、京都限定の商品の一つ。猩々というのは中国の伝説に出てくる架空の生き物。お酒が大好きで、真っ赤な緋色の姿でめでたく舞い謡(うた)う様子が、能の「猩猩」にも描かれています。その姿からきている色の名前が猩々緋で、古来、赤の中でもっとも赤いとされてきた日本の伝統色。小さな京あめの中に秘められた物語の広がりを楽しめるひと品です。