メガネ屋の前に眼科に行こう

このような理由があるので、老眼が気になって老眼鏡をつくろうと思ったら、メガネ屋さんでつくったほうがよいのです。

ただしいきなりメガネ屋さんに行くのはすすめられません。メガネ屋さんの前に眼科に行ってほしいのです。

老眼鏡が必要になる年齢になると、目の病気が進行している可能性があります。とくに何年も眼科に行っていない人は要注意です。

よくあるのは、老眼だと思って眼科を受診したら、実は片目が緑内障で失明寸前だったというケース。実はこのようなケースは珍しくありません。

メガネ屋さんでは目の病気はわかりません。眼科にはメガネの処方せんを書いてもらうために行くのではなく、目に怖い病気が潜んでいないのかを調べてもらうことが目的です。眼科の医者から問題ないといわれてからメガネ屋さんに行くようにしましょう。

※本稿は、『名医が教える 新しい目のトリセツ』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。


名医が教える 新しい目のトリセツ』(著:平松類/エクスナレッジ)

おなじみの「ガボール・アイ」や温めて目を十分休ませる「ホットアイ」、100均の老眼鏡をかけるだけの眼筋ほぐし、遠近を交互に見るだけのピント機能アップ法など

目の寿命を長持ちさせて緑内障、白内障、老眼、黄斑変性などを遠ざける方法が満載の、新しい目のトリセツ!