眠っている間にも学習は進む
レムを伴わない睡眠はノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠です。
一晩の睡眠中に、レム期とノンレム期が交互に生じ、およそ4~5回程度のレム期があるとされています。レム期の脳は、覚醒寸前のところまで行き、再び深い眠りを伴うノンレム期へと移行します。
実は、このレム期には、新しく学んだことを、すでに知っていることと関連づけたり記憶を整理したりする活動が生じ、記憶の定着が生じます*2。
その結果として、必要な時に思い出しやすくなります。また、眠る前には気づかなかった、ある情報と別の情報との関連性に気づきやすくなります。
つまり、眠っている間にも学習は進むのです。