イラスト:小林マキ

寒暖差が激しいこの時期は、体調を崩しやすくなります。早めに対策して、長引かせないようにしたいところ。東洋医学の観点から不調に負けない体をつくるコツを聞きました
(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

まずは睡眠時間を確保して

3つの生活習慣のなかでも特に意識してほしいのが睡眠です。

「睡眠は、脳と体を休め、自律神経の働きを整えるのに重要な役割を果たしていますが、OECD(経済協力開発機構)加盟33ヵ国のなかで日本人女性がもっとも睡眠時間が短いとの調査結果が出ています。とりわけ春は慌ただしいことが多いゆえに寝不足になりやすいので、睡眠時間を確保してしっかり疲れをとりましょう」

寝不足になると、起床時間が不規則になるのも問題です。

「体内リズムが乱れ、夜になっても眠くならないという悪循環に陥りやすくなります。毎朝決まった時間の起床を心がけ、寝足りないと感じても二度寝せず、午後に30分以内の昼寝で補いましょう」