(イラスト:宮下和)

【人づきあい】「おもてなし」より気楽な集まりを大切に

最近、自宅に人を招くのがしんどい、という話を耳にします。でもそれは、相手をもてなそうとして頑張りすぎるから疲れてしまうのでは?

海外で友人宅に招待されて行くと、食事の量が驚くほど少ないことがあります。これではおなかが空くな~と思うけど、彼らにとって大事なのは、友人と会って会話を楽しむことなのです。

私も人を招くのが大好きで、「美味しい苺が届いたから、お茶しない?」と声をかけたりしますが、特別なおもてなしはしません。家にあるものを出して、足りなければみんなの手土産をいただけばいいし。

歳を重ねたらおもてなしより気楽な集まり。人とのつながりを大事にしたいなら、ハードルを下げることも必要です。


 


【人づきあい】ひとり温泉、ひとりごはんを楽しむ

どれほど仲のよい友人でも、死ぬまで一緒に過ごすことはできません。誰もがいずれ孤独な日々を迎える。でもそれをさびしいとは思わずにひとりの時間を楽しもうと思います。

おひとりさまごはんはもちろん、温泉に入りたい、あの宿に泊まりたいたいと思ったら、どんどん予約を入れてひとりで出かける。

70代になると、友人と外出の約束をしても病気などでドタキャンになることもしばしば。

そうなっても腐らず、ご一緒できたらめっけもの、そんな心持ちでいたいですね。