(イラスト:宮下和)

 

【朝活3】鏡を見てにっこり

<(1)運動系・(2)視覚系・(8)感情系>

簡単にできて効果が高いのが、「鏡の前で満面の笑み」です。

就寝中は顔の筋肉がほぼ動いていないため、寝起きは能面のように無表情になっています。表情筋を大きく動かして笑顔を作ると、運動系脳番地を刺激できるのです。

たとえ作り笑いでも、笑顔になれば脳は「今楽しいんだ!」と錯覚。それを鏡で確認すれば、視覚系脳番地とともに感情系脳番地も刺激され、「今日も楽しい一日になりそう」と前向きな気持ちになれるでしょう。

 

 

【朝活4】みんなに「おはよう」と挨拶

<(2)視覚系・(4)伝達系・(5)思考系・(8)感情系>

ペットや観葉植物、庭の草木など物言わぬ相手にも「おはよう」「今日も元気だね」と声をかけてみましょう。たとえ返事がなくても、話しかけることが伝達系脳番地を刺激します。

また、相手の様子を観察することで、視覚系脳番地が、観察によって感情が左右されることで感情系脳番地が活性化されます。

自分に向けて「今日も頑張るぞ」と声をかけることも、伝達系脳番地を刺激。やる気を生み出す思考系脳番地の活性化につながるので、声に出してみましょう。

 

 

【朝活5】歌いながら家事をする

<(1)運動系・(3)聴覚系・(4)伝達系・(5)思考系>

「デュアルタスク」といって、2つのことを同時に行うことは、多くの脳番地を使います。

たとえば朝食の準備や掃除などを、歌いながら行ってみましょう。手と口を連動させて動かす運動系、2つの動作を同時に行う思考系、歌声を外へ向けて発する伝達系、さらに声を聞く聴覚系とまさに脳全体がフル稼働。

注意力もアップして、その日のうっかりミスも少なくなるはずです。