老いの不安も安心も本音で話し合う

12月には、「高齢社会をよくする女性の会」の年末恒例「討ち入りシンポ」に出席しました。今回のテーマは「介護保険は老後を支える命綱 みんなで守り改悪阻止を!」。コーディネーター、講師の話を一言も聞き漏らすまいと、会場のみなさんも真剣そのものでした。

第1部のシンポジウム後の質疑応答では、シングルできょうだいがいない60代の女性が、「将来が不安だったので、なにか道が見つかるかもしれないと思って今日の会に来てみました」と発言。そうした不安を共有し、次の段階として、安心を共有する。それが、この会の目的だと思っています。

この日のためにわざわざ新潟から上京してこられたベテラン会員は、ご自身が歳を重ね、要介護になったからこそ感じたことや地方の状況について語ってくださいました。

30年、40年もの間、一緒に高齢者問題への関心を持ち続け、世の中をしっかりと見渡し、遠くから足を運んでくださる。その気持ちに触れ、思わずウルッとしそうでした。

 

花のイラスト(イラスト=マツモトヨーコ)
(イラスト=マツモトヨーコ)