「40歳の壁」にぶつかるもう1つの理由

こういった現象を見るたびに、ケインズ先生(敬意を表して先生)に問われている気分になります。

・あなたは、その仕事にやりがいを感じているか?(入社当時はやりがいのある仕事だったとしても、今は惰性でやっていないか?)

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

・その仕事は、価値を生み出しているか?(社会的に意義のある仕事なのか? わが社の製品で世の中が良くなるのか? 子どもに誇りを持って説明できる仕事なのか?)

・未来の自分のためになる仕事なのか?(社内調整スキルは抜群だけど、専門職でもない。会社にいる分には問題ないけど……)

ちなみに、ケインズ先生は、「最終的に人は週15時間労働になる」「1つの仕事をみんなで分け合う時代が来る」とも述べています。

現在、多くの人が「40歳の壁」を感じてる理由は、「人生100年時代」だけではありません。

もう1つの理由は、私たちの働き方に限界が来ているから、ともいえます。

あなたは、毎日時間を費やしている仕事に、やりがいや社会的意義を感じていますか?

コロナ禍にリモートワークになって、「別に会社に行かなくていいじゃん」「意外とやること少ないじゃん」と気づいた人はいませんか? いるよね? いる。

なんとなくやってきたけど、実は手応えがないことにうっすら気づき始めている人、きっといるはずです。