強い血管とスムーズな血流をつくる5ヵ条

食事や運動を意識し、自律神経のバランスを整えて血管の若返りを図りましょう

 

【1】血管を守るミネラルを積極的に摂る

「血管が加齢で細く硬くなってくると、血液が流れにくくなるため、血圧が高くなる傾向があります。すると血管に負担がかかり、さらに血管老化が進むという負のスパイラルに」(島田先生)

高血圧予防にはミネラル類が効果的。野菜やキノコ、海藻などに多いカリウムは摂り過ぎた塩分の排出を促します。乳製品や小魚に含まれるカルシウムは、血管の収縮を抑える作用が。ナッツや大豆製品に豊富なマグネシウムは、血管を拡張し血圧を安定させます。

 

【2】血糖値が上がり過ぎないよう賢く糖質コントロール

忙しく外食が多い人にとって、一番手軽で確実な糖質カットは、ご飯、パン、うどんなどの主食を半分から4分の1に減らすこと。

「食事の始めに食物繊維の多い野菜やキノコの副菜、次にお肉や魚、最後にご飯を食べると、腸からの糖質や脂質の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇やコレステロールの増加を抑制してくれます」(島田先生)

 

【3】ポカポカの秘訣はぬるめの湯船に15分

40℃ほどのお湯に15分程度つかり深部体温がほどよく上がると、リラックスを促す副交感神経が優位になります。すると末梢の血管が広がり手足がポカポカに。

「心身がほぐれ、安眠効果もあります。寝入りばなに深い眠りが訪れると、脳の下垂体から成長ホルモンが分泌され、細胞の新陳代謝をサポート。傷ついた血管も修復されます」(島田先生)