【4】有酸素運動に太もものストレッチをプラス
血管を活性化するNO(一酸化窒素)の分泌を高めるには、軽めの有酸素運動がベスト。汗ばむ程度のウォーキング、サイクリング、ヨガ、水泳などを週に3回以上、30分ほど取り入れましょう。
「有酸素運動に加え、ストレッチや軽めの筋肉トレーニングを行うこともおすすめです。心臓から遠い足、特に膝下には静脈血が溜まってむくみがち。曲げ伸ばし運動で下肢の筋肉を鍛えると、血液を心臓に戻すふくらはぎのポンプ機能がアップします」(島田先生)
【太ももストレッチ】
(1) 壁に右手をついて体を支え、背筋を伸ばす
(2) 左手で左足首を持ち、かかとをお尻につけるつもりで引き上げ20秒間キープ。太ももの前面をしっかり伸ばす
(3) 両足を交互に3回ずつ行う
(1) 壁に右手をつき、背筋を伸ばして立つ
(2) 左手で左膝を抱えるようにして持ち、胸のほうに引き上げ20秒間キープ。太ももの後面を伸ばす
(3) 両足を交互に3回ずつ行う
【5】足の冷えに即効性!手足の指を組む体操
足先の自律神経に刺激を与えることで、バランスが崩れがちな自律神経の働きを整える体操です。
「昼間は活動中に働く交感神経が優位で、特に心身の緊張が強いと、足先の血管は収縮し血の巡りが悪くなっています。そこをほぐせば足先の体温はアップ。次いで副交感神経が優位になり、自律神経が徐々に安定します。気持ちも安らかになるはずです」(島田先生)
(1) 椅子に腰かけて背筋を伸ばす。右足を左足にのせる(難しい人は床に座ってもOK)
(2) 左手の指と右足の指を組み、握る・開くを10回繰り返す
(3) 反対側も同様に行う
※両手で足指をさすったり、足の5本指の間を手指でさするだけでもよい