心に余裕があると、自然と家族のコミュニケーションが増えてくる(写真提供:Photo AC)
片づけ本を読み、本に書いてある通りにして部屋がきれいになっても、また散らかるというリバウンドを繰り返すのはなぜか?片づけが日々の習慣に根付く、長続きの秘訣には、意外な発想の転換がありました。1万人の個別相談実績を持つお片づけ習慣化コンサルタントの著書『キッチン「から」片づければ、家は必ずキレイになる!』から、ポイントを厳選してお伝えします。

「ありがとう」の飛び交う家庭にしよう

なぜ片づけたいのか?
いろいろな答えがあると思います。

私がお片づけ習慣化講座を始めた時、はじめに目標にしたのは「ありがとうが飛び交う家庭」でした。

私は片づけることは空間的にキレイになるだけではないと言いました。
床面積が物理的に広くなるだけではないのです。

探しモノに取られていた時間が自分に返ってきて、時間に余裕が生まれます。
ムダ遣いが減って、お金に余裕が生まれます。

片づいたキッチンは自然と料理しやすく、おいしくなります(少なくとも片づいていないよりは)。

おいしい食事に不機嫌になる人はいませんから、笑顔になるし、健康にもいいし、家族も「おいしい」と言ってくれるでしょう。
おいしいと言われれば、うれしいし、「ありがとう」と返したくなりますよね。

料理だけでなく、余裕がある母親/妻がいる家の中は雰囲気がやわらかくなり、やさしくなります。

自然と笑顔が増え、コミュニケーションが増え、「ありがとう」が増えていきます。