「子どもの自立」が最終ゴール
そしていちばん大事なこと、それは子どもの成長です。
子どもは親の背を見て育つものです。
想像してみてください。
もし親がikigaiを持ち、楽しそうに生きていたら。
両親が仲良くお互いを尊重し合って暮らしていたら。
普段から「ありがとう」が自然と出る家庭だったら……。
その子どもは、いつか自分もこんな大人になるのかなと、イメージできるのではないでしょうか。
いつか自分もこんな大人になりたいと、こんな家庭を持ちたいと、思えるのではないでしょうか。
大人になりたくない子ども、結婚したくない大人が増えています。
理由はいろいろかと思いますが、そのひとつは子どもが憧れるロールモデルを親が見せられなかったことだと思います。
子どもが自然と「いいなあ」と思える家庭を作ってこなかったからだと思うのです。
さて、私の「何のために片づけるのか?」の答えを言いましょう。
私が片づけたいと思う最終的なゴールは「子どもの自立」です。
部屋を片づけることはこんなふうに次の世代へつながっていくのです。
※本稿は『キッチン「から」片づければ、家は必ずキレイになる!』(小学館)の一部を再編集したものです。
『キッチン「から」片づければ、家は必ずキレイになる!』(著:西崎彩智/小学館)
絶対にリバウンドしない片づけのメソッド
5年間でのべ1万人の個別相談実績を持つカリスマ「お片づけ習慣化」コンサルタントに学ぶ、絶対にリバウンドしない片づけのメソッド。片づけを「人生をリスタートさせるはじめの一歩」ととらえ、まずは片づけられない原因を徹底解明。その上で「賞味期限により〈捨てる〉〈捨てない〉が明確」「大小さまざまなモノがあるので他の部屋にも応用可能」「なにより家族が変化に気付きやすい」という理由から、片づけのスタートをキッチンに置き、家全体に応用できる片づけノウハウを伝授します。