着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「まだ着られる服を手放す」ということ、です。
「まだ着られる服を手放す」ということ
ゴールデンウィークも終わり、あっという間にまた衣替えの時期に…。
先月は、冬服と春服の入れ替えの際のコツを紹介しました。
入れ替えの時にポイントとなるのは、片付けと併せて「服を減らす」のを考えてみる、ということ。理由としては、服が減らせればその分、スペースが生まれるうえ、管理もグッとしやすくなるからです。
明らかに傷んだ服は気持ち的にも処分しやすいので、それはまっさきに減らせるかもしれませんね。一方できれいな状態の服は、「まだ着られるから」となかなか手放す決断ができない…。
そんなあなたのために、今回は「まだ着られる服を手放す」ということについて考えてみたいと思います。