片づけは子ども部屋よりもキッチンから

<5.家族に影響が広がりやすい>

以前、ある受講生から「キッチンより子ども部屋を片づけたい!」と希望され、子ども部屋から片づけたことがあります。

片づきはしたのですが、すぐにまた散らかってしまいました。
その大きな理由は2つあります。

ひとつは受講生自身に片づけの方法や習慣が身についていないので、子どものフォローができなかったこと。

もうひとつはまだキッチンなど自分のエリアを片づけていない母親から「片づけなさい」と言われた子どもが、「ママだってやってないじゃん!」と反発したことです。

お手本を示せない人からいろいろ言われても、人はやる気にならないものです。

その意味でも、キッチンという目につきやすい場所を片づける姿を見せると家族への波及効果も期待できます。

というわけで、まずはキッチンから片づけていきましょう!

※本稿は『キッチン「から」片づければ、家は必ずキレイになる!』(小学館)の一部を再編集したものです。


キッチン「から」片づければ、家は必ずキレイになる!』(著:西崎彩智/小学館)

絶対にリバウンドしない片づけのメソッド

5年間でのべ1万人の個別相談実績を持つカリスマ「お片づけ習慣化」コンサルタントに学ぶ、絶対にリバウンドしない片づけのメソッド。片づけを「人生をリスタートさせるはじめの一歩」ととらえ、まずは片づけられない原因を徹底解明。その上で「賞味期限により〈捨てる〉〈捨てない〉が明確」「大小さまざまなモノがあるので他の部屋にも応用可能」「なにより家族が変化に気付きやすい」という理由から、片づけのスタートをキッチンに置き、家全体に応用できる片づけノウハウを伝授します。