ペイオフ制度も盤石ではない

こと企業への融資、個人向けには住宅ローンや国債を扱うこともあります。
では銀行は、お金を貸している相手が払えなくなったらどうなるかを考えたことはあるでしょうか。

銀行からお金を借りている企業が破綻はたんすれば、銀行は融資を回収することができません。

1990年代前半に、バブルがはじけた後の銀行は、約100兆円もの不良債権を処理する事態に追い込まれました。

これと同じが今後も起こる可能性は十分あるのです。

もっと言えば、今やネット銀行、ネット決済が当たり前になり、既存の銀行の経営も盤石ではありません。
以前は街なかに当たり前にあった有人の支店が、どんどん閉められているのを目にしていると思います。

LINEやPayPay といったアプリでも、簡単に送金ができる時代。
さらに銀行経営は厳しくなっていくと予想できます。
とは言え、「ペイオフで1000万円までの普通預金は守られるはずでは」と言う人もいるでしょう。

しかしペイオフ制度も盤石ではないのです。