日頃から相談できる「かかりつけ医」を見つけておくことも大事です(写真はイメージ/写真提供:photo AC)

そのほか、自分の健康について日頃から相談できる「かかりつけ医」を見つけておくことも大事な備え。高齢期は急に体調が変化することがあるため、定期的に通院して「元気な時の様子」を医師に知っておいてもらうと、重篤な病気の発見につながりやすいからです。

選び方がわからないという人は、不安のある症状の専門医がいる内科を選ぶといいでしょう。老化にともなう症状、疾患の全体に詳しい内科医は老年科専門医です。日本老年医学会のHPでは、老年科専門医がいる医療機関を探すこともできますので参考にしてください。

診察時は、気になっている症状のメモやこれまでの健康情報(健康診断の結果票、既往歴、服薬歴、手術歴、骨粗しょう症やがんなど遺伝に関わる病気の家族歴、アレルギーの有無、たばこやアルコールの摂取状況)、お薬手帳などを持参すると診療時間を有効に使うことができるでしょう。

次の記事から、アフター更年期に起こりがちな不調とその対処法をお伝えします。ぜひ参考にして、今後の長い人生を笑顔で元気に過ごしてください。

 

アフター更年期の不調と対処法へつづく