子どもの生き方のモデルは大人

言うのは簡単ですが「決まり事をこなす」というのは、生活する中で最も難題です。

時間を管理して、規則正しい生活をさせるのは、親として当然ですが、現代はおかあさんも仕事をもつ時代ですから、おかあさん自身がいつも規則的な生活ができるとは限りません。

毎日綱渡りのような時間との闘いの中で、子育てをしていらっしゃる方もたくさんいるでしょう。

しかし、そんな中でも良い生活習慣を身につけるべく、努力している親御さんはたくさんいることも、また事実です。

幼少期から良い習慣をつけてもらっている子どもは、小学校生活を楽に送ることができます。

ごはんを作るのが面倒になった時に、気軽にファミレスに行き、子どもは待つ間にゲーム、親はずっとスマホの画面に釘付け……というのは率直に言って良い習慣とは言えません。

良い習慣がついていると、毎朝起きるのが苦にならないので、機嫌よくいられます。きちんと挨拶ができるので、コミュニケーションがスムーズになります。片付ける習慣がついているので、ものをなくさなくなります。

このような良い習慣をつけるには、大人の姿勢が大事ということをわかっていただけるでしょうか。日々の大人の「暮らしぶり」が、そのまま子どもの生き方のモデルなのだということです。