無視、大きなため息なども「受動攻撃」
もっとわかりやすい態度でいえば、例えば、
・無視する
・不機嫌な様子を見せる
・大きなため息をつく
・話をしている最中にあくびをする
こういった態度も直接相手にぶつけるわけではなく、遠回しに相手を困らせる受動攻撃として知られています。
こういった態度や行為が難しいのは、問いただしにくいところです。仮に、こちらがいくら問いただしたところで、「そんなつもりはありません」で終わってしまいます。
それどころか、「あなたがそのような攻撃的な捉え方をしているからではないのですか」と返されてしまうことだってあります。
ですから、意図的にやったことなのかどうかわからないうちは相手に問いただすこともできません。
このような受動的な攻撃性の高い人に攻撃されると、非常に不愉快なモヤモヤ感がくすぶり続けます。一緒にいるだけで精神的な疲労を感じ、その人に会うだけでげんなりしてくるようになります。
※本稿は、『既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配 「ずるい攻撃」をする人たち』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
『既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配 「ずるい攻撃」をする人たち』(著:大鶴和江/青春出版社)
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