自分が「しんどい」と思ったら、それはもう「しんどい」ってことです。

「しんどい状態」が普通になっている人が多いですよね。

今の日本って、賃金もなかなか上がらないし、円の価値も下がっているし、他人を助ける余裕のある人も少ないし、そもそもコロナ禍を経て、人とのつながりが希薄になっていたりします。

(写真提供:Photo AC)

でも、みんな文句を言わずに、がんばって日常を続けてますよね。

こんな環境では、心がしんどくなって当たり前なんです。

それなのに「しんどいって言わずに、我慢してがんばるのが美徳」みたいな風潮がまだまだ日本にはあったりします。

それが普通になってしまっているのはまずい。

だって、人間はそんなに強くないです。

しんどい状況が続くと、気持ちがもたなくなることだってあるでしょう。

でも調子悪いのがメンタルのせいだと思えなかったり、思ってはいけないという風潮もあったりするんですよね。

それに、「しんどいときほど休めなくなる」という人もいます。

「みんなだってこれくらいしんどいだろう」と勝手に思ってみたり、「自分だけが甘えてるんじゃないか」と自分を責めてみたり。

そもそも「みんなが」とか「自分だけ」とか他人と比べる必要はないんです。それぞれバックグラウンドも違えば、状況も、本人の性格も何もかも違うんですから。

自分が「しんどい」と思ったら、それはもう「しんどい」ってことです。