「しんどさ」に気づけないときは……
ただ、「しんどさ」になかなか気づけない人も多いです。
そういう人は、「いつもと違う自分」に目を向けてみてください。
たとえば、
・なんだかイライラする
・SNSに誰かを傷つける言葉を書いてしまった
・暴飲暴食をしてしまった
・お風呂に入るのがしんどい
・朝、起きるのがつらくなってきた
などです。
普段の生活の中でこういう「いつもと違う自分」に気づいたら、「何か我慢してることやストレスになっていることはないか」を考えてみるのです。
「あ、私、今ストレスいっぱいかも」「私、つらい気がする」そんな自分に気づいたら、思いきって休んだり、自分をケアするスタート地点です。
これは僕が30年以上人間をやっていてたどり着いた真理なんですが、ごはんを美味しいと思えないときは、何をやってもうまくいかない。
がんばる前に、しんどい気持ちをまずはケア。
これ、大事なことです。
ポイント:しんどい気持ちに気づいて、ケアしてあげる
※本稿は、『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(著:藤野智哉/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
TVやSNSでも話題を呼び、シリーズ累計5万部突破!
つい反省しがち、まわりに適応しすぎてしまうあなたへ。
自分らしさを大事に、生きやすくなる45のメッセージ。