「しんどさ」に気づけないときは……

ただ、「しんどさ」になかなか気づけない人も多いです。

そういう人は、「いつもと違う自分」に目を向けてみてください。

たとえば、

・なんだかイライラする
・SNSに誰かを傷つける言葉を書いてしまった
・暴飲暴食をしてしまった
・お風呂に入るのがしんどい
・朝、起きるのがつらくなってきた

などです。

普段の生活の中でこういう「いつもと違う自分」に気づいたら、「何か我慢してることやストレスになっていることはないか」を考えてみるのです。

「あ、私、今ストレスいっぱいかも」「私、つらい気がする」そんな自分に気づいたら、思いきって休んだり、自分をケアするスタート地点です。

これは僕が30年以上人間をやっていてたどり着いた真理なんですが、ごはんを美味しいと思えないときは、何をやってもうまくいかない。

がんばる前に、しんどい気持ちをまずはケア。

これ、大事なことです。

ポイント:しんどい気持ちに気づいて、ケアしてあげる

 

※本稿は、『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。


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