(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
東洋医学の考えに基づき、五臓の働きを活性化させる「臓活(ぞうかつ)」を知っていますか。五臓と相性のいい食材やケアを日々の生活に取り入れ、健やかな体を目指しましょう(構成◎内山靖子 イラスト◎こやまもえ)

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ツボ押し篇

ツボは経絡上にあり、五臓と影響し合っています。

経絡は全身に張り巡らされた「気を運ぶ線路」で、その線路上にある駅がツボだとイメージしてください。ツボには気や血が滞りやすいため、日常的に刺激して詰まりを解消することで、不調の改善や予防につながります。

押して痛かったり、反対に気持ちよく感じたりするツボは、その経絡を司る臓の働きが弱っているサインです。今回は、季節ごとに最適なツボを抜粋しました。

高い効果を得るコツは、少し強めの力でギュッと押すこと。1ヵ所につき20回以上押すのがベストです。正中線(体の中心を通る線)にないツボは左右対称に2つあるので、両方をバランスよく刺激しましょう