そんなある日、DAIGOは北川景子さんと出会います。連絡先を交換した日、DAIGOがウキウキして帰ってきたのは今でも覚えている(笑)。

景子ちゃんと付き合うようになると、DAIGOは家にも連れてくるようになりました。北川景子が家に来るって、そりゃあ私も舞い上がりますよ(笑)。初めて連れてきた日に、私は「末永く弟をよろしくお願いします」って景子ちゃんに伝えたけど、まさか現実になるなんてそのときは思わなかったなあ。

景子ちゃんとは意外に気が合うところがあって、例えば家族の誕生日を大事にするところとか、占い好きなところとか、実はオタク気質なところとか。

だから、DAIGOが景子ちゃんと付き合うようになってからは、以前より家族のバースデーセレモニーをちゃんとするようになったかな。景子ちゃんが来てくれたことで、うちの家族の仲もますますよくなっていったような気がします。

そんなわけでDAIGOと景子ちゃんが結婚して、家族になってくれたのは本当に嬉しかった。しかも景子ちゃんは、私がBL作家だと知って、BLを勉強してくれたらしいよ。優しい。

しかし、DAIGOが家を出て、景子ちゃんと一緒に暮らすようになって数ヶ月。ある夜突然、とてつもない寂しさが襲ってきて、私は部屋で号泣しました。

もう夜中に一緒に出かけることもない。長電話もできない。この不安を聞いてもらうこともできない。いつも一緒にいた人がいない。

私は完全にDAIGOロスに陥っていました。

『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』(著:影木栄貴/KADOKAWA)
『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』(著:影木栄貴/KADOKAWA)