認知症予防のためにも健康な歯を残して
加えて、歯を失っても入れ歯やインプラントにすればいいと安易に考えないで、と注意を促します。
「歯の根元は神経が通っている歯根膜というクッションに包まれており、噛むたびに刺激を脳に伝えて脳を活性化させています。歯を抜くと歯根膜も失うので、脳への刺激が減少することに。認知症予防のためにも、多くの歯をできるだけ健康な状態で残したいものです」
歯が抜けてしまった場合は、そのままでいるのはよくありません。
「臼歯が抜けたままだと、前歯が前方に傾斜して出っ歯やすきっ歯になるフレアアウトという現象が起こります。早めに歯科医を受診し、部分入れ歯やインプラントで対策しましょう」
次回からは、その他の口腔ケア方法を紹介します。