（2ページ目）雨に濡れた衣類・靴・バッグ、自然乾燥はNG！水シミや悪臭、カビが発生してしまうことも。正しい対処方法は？撥水加工や防水スプレーも有効｜教養

この記事の目次

撥水加工・防水スプレーも有効

＜撥水加工＞

クリーニング店では撥水加工のオプションがあり、衣類に特殊なコーティングをしてくれます。

撥水加工された衣類は、表面についた水が玉のように転がっていき、生地に染み込まなくなります。着る機会の多い衣類やお気に入りの衣類など、長く着続けたいものには撥水加工がおすすめです。

ただし、撥水加工はあくまで水を弾くようにするもので、完全な防水効果は期待できません。さらに、時間とともに撥水性能も低下していくので、最低でもワンシーズンに1回、スーツなど着用する機会が多い衣類であれば2～3回を目安に撥水加工を施してもらう必要があります。

また、撥水加工は靴やバッグにも施すことが可能です。メーカーによっては、注文時に撥水加工のオプションを追加できることがありますので、これから購入するという場合には確認してみるとよいでしょう。あるいは、靴やバッグの撥水加工を請け負っている業者に依頼するという方法もあります。

＜防水スプレー＞

衣類や靴、バッグに防水スプレーを使うと、水濡れだけでなく汚れの付着も防いでくれます。

ただし、生地によっては使用できない場合がある点には注意が必要です。多くの場合、防水スプレーがどのような生地に使えるかはメーカーのHPや商品パッケージで確認することができます。

また、防水スプレーの成分は人体に有害です。吸い込んでしまうと呼吸困難を引き起こす恐れがあるため、使用するときは風通しのいい屋外で、周りに人がいないことを確認してからにしてください。