「気づき」や「驚き」を大切に
このように、「問い」の起点(始まり)を見つけ、そこに視点の違う「問い」を重ねていくことで、だんだんと「問う力」がついていきます。
それにつれて、今まで見えていなかった角度から、物事を見る・知ることにもつながります。
お子さん一人ひとり、目のつけどころは異なるでしょうが、お子さんの質問はより深く物事を考えるきっかけだととらえられれば、「お手伝いするのは当たり前でしょ!」と片付けてしまうのがもったいなく感じられるのではないでしょうか。
子どもたちは、「どうして朝になると太陽が出るの?」「なんで塩はからいの?」「人はいつ死ぬの?」など、大人がびっくりするような質問をしてきますが、それは、子どもたちの見ている世界が、常に驚きに満ちあふれているからなのです。
こうしたちょっとした「気づき」や「驚き」を大切にしながら、次にご説明する「問い」を立てる3つの視点を意識していただくと、日常生活での「気づき」や「驚き」が、容易に「問い」へとつなげやすくなります。