「問い」を立てる3つの視点
■何?(What?)
例・雷の正体は?
・海の底はどうなっているの?
■なぜ? どうして?(Why?)
例・生き物にはなぜ寿命があるの?
・今年の夏はなぜいつもより暑いの?
■どうやって?(How?)
例・どうやってハチは六角形の巣穴を作るの?
・お客さんが少なくても続いているお店は、どうやって成り立っているの?
お子さんが日々感じている新鮮な「気づき」や「驚き」を、「へぇ、そんなふうに見えるんだ」「そんなこと考えつかなかった!」と、お子さんの気持ちに寄り添って大切にすることで、大人も今までとは異なる景色が見えてくるでしょう。
また、お子さんの「気づき」や「驚き」から導かれた「問い」はやがて、お子さん自身が自分の将来について考えたり、行動を模索したりする「問い」へと発展していくはずです。
お子さんが、自ら「問い」を立てられなければ、最初は大人からの問いかけを足がかりとして考え始めても大丈夫です。
でも、自分で「問い」を立てることで、物事を主体的に考えられるようになりますので、ゆくゆくはお子さん自身が「問い」を立てられるようになることが大切です。
自ら「問い」を立て、自分なりの答えを考える中で、お子さんの自己効力感も増していきます。
※本稿は、『話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。
『話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(著:竹内明日香/WAVE出版)
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