臓活では「**し過ぎ」に注意する

食べ過ぎる、飲み過ぎる、見過ぎる、歩き過ぎる。また、SNSから刺激を受け過ぎる、情報を浴び過ぎる……。

これらの「**し過ぎ」は、どれも五臓に負担をかけているのです。じつは、「**し過ぎ」はすべて、東洋医学でいう「五労(ごろう)」に当たります。

(写真提供:Photo AC)

「五労」とは簡単に言うと、人体を疲労させる五つのもの。

東洋医学では、「五労」も「五臓」それぞれの働きと対応していると考えます。

簡単に説明しますと、五臓の肝(かん)は「歩き過ぎ」、心(しん)は「視(み)過ぎ」、脾(ひ)は「座りっぱなし」、肺(はい)は「寝過ぎ、寝たきり」、腎は「立ちっぱなし」に、それぞれ当てはまります。

たとえばSNSなどを見過ぎる行為は「心」の臓を弱らせるのですが、それは、「心」の五労が「視過ぎ」に当たるため。

つまり、この「五労」を頭に入れておけば、ふだんの生活において、どんな「**し過ぎ」に意識を向けるか、注意すればいいのか、わかるのです。